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パーティクルカウンターとは

パーティクルカウンターとは

【本記事のポイント】パーティクルカウンター選定の要点

  • 空気中や水中に浮かぶ微粒子のサイズや数を測定し、清浄度を評価するための必須機器
  • 目標とする清浄度(クラス)に適合する「吸引流量」と「測定粒径」の機器を選ぶことが最重要
  • 落下しやすい粗大粒子の測定には向かず、また粒子数が多すぎると誤差が出るため使用環境に合った選定が必要

クリーン環境の清浄度を測る「パーティクルカウンター」は、ただ数値を測れば良いというものではありません。自社の環境や目的に合わない機器を選んでしまうと、「実際の汚染状況と測定値にズレが生じ、不良品が大量発生した」「後からオーバースペックに気づき無駄なコストを払い続けた」といった深刻なトラブルにつながります。

この記事では、測定データの誤差による品質事故や無駄な投資を防ぐために、パーティクルカウンターの基礎知識や、選定時に必ず確認すべきポイントを実務視点で解説します。

パーティクルカウンターとは?

パーティクルカウンターとは、空気中や水中に浮かぶ塵埃・不純物などといった微粒子の数を測定する機械のことで、「微粒子計測器」とも呼ばれます。機械の中に空気や水の流れを作り、レーザーを当てることで微粒子の散乱光を測定し、粒の大きさや量が測れるようになっています。クリーンルームにおける評価項目に「浮遊微粒子濃度試験(清浄度)」があり、その性能評価を行うにあたってはパーティクルカウンターによる測定が必要です。

パーティクルカウンターの注意点

クリーンルーム・クリーンブース内における清浄度を保持するため欠かせないパーティクルカウンターですが、いくつかの注意点があります。たとえば、パーティクルカウンターでは「粗大粒子の堆積」はわかりません。多くのパーティクルカウンターの最大分級は5㎛(粗大粒子用の場合は100㎛)ですが、クラス1万のクリーンルームユーザーの場合には30㎛以上の粒径に悩まされることが多いです。粒子が大きいと異物の挙動が変わりますし、落下しきった粗大粒子はパーティクルカウンターで吸引することができなくなるため、留意する必要があります。

パーティクルカウンターのポイント

清浄度が目的に合っているか

パーティクルカウンターはモデルによって吸引流量や測定できる粒子径の種類、対象となる空間の清浄度が決まっています。メーカーやモデルによっても条件の組み合わせに違いがありますので、まずは測定対象の清浄度をチェックし、そのあとに粒子径区分などといった条件を確認するようにしましょう。

測定する粒子は多い方がいい

適合クラスの次に大切なのが吸引流量と計測粒径区分です。サンプルから統計的に全体数値の予測を行う場合、可能な限り多くのサンプルを用意する方が精度は高くなりますので、パーティクルカウンターであればできるだけ多くの粒子を測定する方がいいといえるでしょう。

空気中の粒子数が多すぎると誤差が大きくなる

パーティクルカウンターは吸引する空気の中に含まれているパーティクルの数が多くなりすぎると、正確な測定ができなくなってしまいます。吸引流量に対して測定できる微粒子の数は「最大可測粒子濃度」によって表されますが、対象とする空気中の粒子が多すぎる場合には流量を下げて測定時間を長くするようにしましょう。

小さな微粒子を数えようとすると誤差が大きくなる

清浄度における管理(クラス)では粒子のサイズごとに上限の濃度が定められており、細かくなればなるほどより多くの粒子浮遊が許されることになります。必要以上に小さな微粒子を数えようとすると誤差が大きくなってしまうため、クリーンルーム・クリーンブースの使用より小さなカウンターは選ばないことをおすすめします。

安易な機器選定や素人判断が招くNG事例

「とりあえず高精度なものを買えば安心だろう」と安易に機器を選定した結果、以下のような失敗に陥るケースが見受けられます。

パーティクルカウンターの選定は、測定対象となる粒子のサイズ、吸引流量、そして現場のクリーン度クラスを含めた総合的な専門知識が必要です。間違った機器を選んで製品の信頼性を落とす前に、専門知識を持つプロに現場の状況を診断してもらうのが確実です。

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パーティクルカウンターに関するよくある質問(FAQ)

パーティクルカウンターとは何ですか?

空気中や水中に浮遊する微粒子(塵埃や不純物など)にレーザーを当て、その散乱光から粒子の大きさや数を測定する「微粒子計測器」です。クリーンルームやクリーンブースの清浄度評価において必須の機器となります。

選定時に注意すべきポイントは何ですか?

対象となるクリーンルームの「清浄度クラス」に適合する吸引流量を持つモデルを選ぶこと、そして現場で問題になりやすい「粒子径(サイズ)」の測定に対応しているかを確認することが重要です。無駄に細かい粒子まで測れるオーバースペックな機器を選ぶと、かえって誤差が大きくなる場合があります。

測定で誤差が出やすいのはどのようなケースですか?

以下のケースでは正確な測定ができず、誤差が出やすくなります。

  • 空気中の粒子数が多く、機器の「最大可測粒子濃度」を超えている場合
  • 要求される清浄度クラスに対して、必要以上に細かい粒子を測定しようとした場合
  • 30㎛以上など、落下しきって機器が吸い込めない粗大粒子(落下塵)を測ろうとした場合
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