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クリーンブースにかかる費用

いざクリーンブースを導入すると決まったら避けて通れない問題が価格です。費用に対して効果が思ったほどでなければ困ると思います。

また目安となる金額が分からないと比較のしようもないでしょう。

このページではクリーンブースの設置費用目安について解説します。

クリーンブース設置費用の目安

ちなみに「クリーンルーム」の費用例は?

クリーンブースを紹介する前にクリーンルームの費用目安を紹介します。クリーンルームはクリーンブースと異なり、空調設備が付属するのが主な違いです。

その上でクリーンルームの設置費用は150,000~250,000円/平方メートルがひとつの目安です。
空気循環方式クリーンルームでクリーンクラスが100,000の場合に150,000円。エアシャワー付き温度コントロールクリーンルーム(クリーンクラス100,000)だと250,000円としている企業もあります。

オーダーメイドクリーンブースの価格例

ベーシックなタイプのオーダーメイドクリーンブース、アルミ製フレームと帯電防止ビニールカーテン、HEPAフィルターが装備されたタイプの価格を紹介します。

サイズが同じであったとしても、求めるクリーンクラスによって価格は異なります。
下記は同じ企業(ユキ技研)の同サイズ(W2,000mm×D2,000mm×H2,400mm)のオーダーメイドクリーンブースの価格です。各クラスによって値段が違うので、自社がどれほどのクリーンクラスが必要なのかを決めてから発注した方がコスト削減になることを覚えておいてください。

クリーンブースのクラス 価格(JPY)
クラス100,000 605,000
クラス10,000 715,000
クラス1,000 715,000
クラス100 990,000

※すべて参考標準価格

参照元:ユキ技研公式サイト(https://e-cleanbooth.jp/general_booth/index.html#a02

種類 サイズ(W×D×H mm) 面積 仕様 参考標準価格
クラス 100,000 2,000×2,000×2,400 4m2 フルオーダーメイド 750,000円
3,000×3,000×2,400 9m2 フルオーダーメイド 1,100,000円
4,000×4,000×2,400 16m2 フルオーダーメイド 1,550,000円
5,000×5,000×2,400 25m2 フルオーダーメイド 2,250,000円
クラス 10,000 2,000×2,000×2,400 4m2 フルオーダーメイド 900,000円
3,000×3,000×2,400 9m2 フルオーダーメイド 1,150,000円
4,000×4,000×2,400 16m2 フルオーダーメイド 1,900,000円
5,000×5,000×2,400 25m2 フルオーダーメイド 2,650,000円
クラス 1,000 2,000×2,000×2,400 4m2 フルオーダーメイド 900,000円
3,000×3,000×2,400 9m2 フルオーダーメイド 1,500,000円
4,000×4,000×2,400 16m2 フルオーダーメイド 2,250,000円
5,000×5,000×2,400 25m2 フルオーダーメイド 3,250,000円
クラス 100 2,000×2,000×2,400 4m2 フルオーダーメイド 1,200,000円
3,000×3,000×2,400 9m2 フルオーダーメイド 2,400,000円
4,000×4,000×2,400 16m2 フルオーダーメイド 3,650,000円
5,000×5,000×2,400 25m2 フルオーダーメイド 5,600,000円

参照元:ホクト総研公式サイト(https://e-cleanbooth.jp/general_booth/index.html

オーダーメイドクリーンブースはメーカー(施工会社)によってコストや品質、納期に差が出ます。
当サイトではクリーンブースメーカー選びに失敗したいための、クリーンブースの選び方とニーズ別に3社のメーカーを紹介しています。

クリーンブースの設置を検討されている方はこちらもぜひご参考ください。

よくあるニーズ別に選ぶ
クリーンブースメーカー3選を
チェックする

簡易クリーンブースの価格帯

簡易クリーンブースは、規格品化された製品です。在庫があるため発送までの時間が短いのが特徴。価格もオーダーメイドクリーンブースよりはお手軽なので、急ぎで低コストで導入したいときに検討してみてください。

ベーシックなタイプ

半導体、液晶工場や食品工場などで使用されるベーシックな簡易クリーンブースPFB-1515-1L1の価格は、WEB価格で513,169円(※)となっています。
サイズは1,500×1,500×2,010mmです。先ほど紹介したOKKB-1より小さいサイズなので純粋に比較はできませんが、小さいサイズならばこの価格帯で導入できます。参考にしてみてください。

※2021年10月時点での、価格です。

参照元:アズワン(AXLE)(https://axel.as-1.co.jp/asone/d/61-3234-84/

医療機関向けの陰圧ブース

需要が高まっている陰圧の折り畳み式簡易クリーンブースOKKB-1の価格を紹介します。簡易に感染患者を隔離する場合に使用されるタイプです。
WEB価格は別途問い合わせとなっているため、正確な金額は不明ですが、標準価格は682,000円(※)と表示されています。サイズは2176×1499×2120mmです。

※2021年10月時点での、価格です。

参照元:アズワン(AXLE)(https://axel.as-1.co.jp/asone/d/7-9175-01/

クリーンブースの減価償却費

クリーンブースは償却資産としてカウントされる

クリーンブースを導入するためには簡易式であったとしても高額な費用が発生してしまい、経済的負担も大きくなるでしょう。そのため導入の費用を使用可能な期間で分割して費用を計上する会計処理である「減価償却」を行う方法があります。クリーンブースであれば、減価償却資産としてカウントされることも。たとえば稼働間仕切りであれば簡易式なら耐用年数3年、そのほかのものなら耐用年数15年と定められています。まずは減価償却の対象となるかどうかを国税庁などに確認してみましょう。

まとめ

クリーンブースはクリーンルームよりは総じてコストが掛からないというのが特徴です。

また、簡易クリーンブースとオーダーメイドのクリーンブースがあり、簡易型のほうが低コストです。 ただ、気をつけていただきたいのは、コスト面ばかりに注目すると、生産性の面がおろそかになってしまうということです。 もちろん、購入する予算は決まっている場合が多いので、大掛かりな工事が必要なクリーンルームは難しいかもしれません、しかし、簡易型とオーダーメイドを比較すれば、使い勝手や適正な性能を選択できるなど、生産性が向上する要素は大きいと思います。

ぜひ、コスト面だけではなく、長い目で見た生産性の観点から検討することをおすすめします。

メーカーごとの
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半導体工場に設置するなら

伸榮産業

伸榮産業_公式キャプチャ

引用元:伸榮産業公式サイト
https://www.s-shin-ei.co.jp/clean_booth.html

・大型可のオーダーメイドでラインに組み込みやすい

・防爆エリアでも使用可能

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クリーンエアーシステム
専門メーカー

日本エアーテック

日本エアーテック_公式キャプチャ

引用元:日本エアーテック公式サイト
https://www.airtech.co.jp/

・医薬品製造工場の実績が豊富

・医薬品製造工場が多数ある中国・シンガポール・韓国・インドなど8つの海外拠点を持つ

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アズワン(AXLE)

アズワン_公式キャプチャ

引用元:アズワン公式サイト
https://www.airtech.co.jp/

・多くの製品を扱う販売店

・ネットで即注文できるので簡易的なものならアズワンでの購入で十分

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