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クリーンブースの循環方式オールフレッシュ式と循環式のちがい

クリーンブースの清浄度を維持するために、クリーンブースの四原則と呼ばれる、チリ・ホコリ・細菌を「持ち込まない」「発生させない」「堆積させない」「排除する」ことが重要です。クリーンブースの換気はこの四原則を守っておこなう必要があります。

こちらの記事では、クリーンブースに用いられる換気方法「オールフレッシュ式」と「循環式」の違いを解説していきます。クリーンブースの導入検討を行う際の参考にご覧ください。

オールフレッシュ式と循環式のちがい

オールフレッシュ式

ファンフィルタユニットに外気を取り入れ、室内にきれいな空気を送り込む方法です。この方法は常にきれいな空気が入れ替わるので、有機溶剤など危険物取扱い、臭気がある作業の場合に向いていますが、省エネ効果は循環式に劣り、フィルタ交換頻度が高くなります。

そのため、循環式と比較するとランニングコストや導入コストは高くなります。

循環式

循環式では、室内の空気をファンフィルタユニットに吸気させて循環させます。この換気方法の場合は、オールフレッシュ式と比べると導入コストやランニングコストは比較的抑えられ、また室内の粉塵の量が少なければその分フィルタの交換頻度も低くなります。

その反面、空調精度についてはやや低めな面があり、扉の開閉が多くなると外部から粉塵が侵入することによって復元性が悪くなってしまいます。

オールフレッシュ式 循環式
空調精度 高い やや不均衡有
換気回数
(清浄度クラス6の場合の目安)
多い(60回前後) 少ない(30回前後)
有機溶剤の発生 問題ない 使用不可
フィルタ交換頻度 多い 内部に発じんがなければ交換回数は少ない
イニシャルコスト 高い 経済的
ランニングコスト 高い 経済的

換気回数と清浄度クラスの関係

1時間に部屋の空気が入れ替わる回数を「換気回数」と呼び、その回数は清浄度クラスによって異なります。清浄度クラスを高くする場合には、より多くの空気の循環が必要となるので換気回数は多くなります。

さらに、オールフレッシュ式か循環式かによっても換気回数が異なります。例えば非常に清浄度が高いクラス5の場合は、オールフレッシュ式は200回以上、循環式は120回以上の換気回数が必要です。このレベルの清浄度クラスでは、オールフレッシュ式の場合約30秒に1回空気が入れ替わる計算となります。また清浄度クラス6の場合の換気回数は、オールフレッシュ式では60回以上、循環式では30回以上が必要とされています。

換気回数の出し方

換気回数は、「必要換気量 ÷ クリーンブースの容積」で求めることができます。

また、必要換気量(㎥/h)は「20(㎥/h・人)×床面積(㎡)÷1人あたりの占有面積(㎡)※」で求められます(※建築基準法施行令第20条の2第2号に基づく)。

ちなみに、上記の式にある「20(㎥/h・人)」とは、成人男性が静かに座っている場合の二酸化炭素の排出量に基づいた必要換気量です。

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それぞれの換気方式の違いを知ることが大切

クリーンブースにおける換気方法についてご紹介してきましたが、オールフレッシュ式はファンフィルタユニットに外気を取り入れて常にきれいな空気が入れ替わるので、空調精度は循環式より高くなります。循環式は室内の空気をファンフィルタユニットに吸気させて循環させる方法で、それぞれ導入コストやランニングコストも異なります。また、清浄度クラスによる換気回数にも違いがありますが、いずれの方法でも高い清浄度クラスが求められる場合にはその分換気回数も多くなります。

このように、クリーンブースを検討する場合には必要となる清浄度クラスを検討する必要があります。下記ページではクリーンブースに求められる業種別の清浄度クラスについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。

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