高砂熱学工業は、医療機関向けのクリーン機器をメインに取り扱っており、豊富なノウハウに基づいて製造されたのがメディカル用クリーンブースの「バリフード」および「バリフロー」です。これらの商品は医療従事者や患者の間での飛沫感染を防止するために開発されたもので、新型インフルエンザや新型コロナウィルスの感染拡大に備えるための設備として効果が期待できます。
気流解析データを基に最適な形状に作られたカーテンや、ブースに取り付けられたHEPAフィルターおよび大風量ファンが、ブース内の空気を清浄に保ちます。ビニールカーテンは取り付け位置を変えるだけで陽圧と陰圧を切り替えられ、医療従事者や患者の感染リスク低減に役立ちます。
「バリフード」および「バリフロー」は、高砂熱学工業と国立病院機構仙台医療センターの共同開発によって開発製造されました。国立病院機構仙台医療センターは国内有数の臨床ウイルス学研究施設として知られており、ウイルスセンター長である西村秀一氏の協力のもと本製品が生み出されました。
国の研究機関が開発製造に携わっているということからも、「バリフード」および「バリフロー」の品質の高さが伺えます。本商品の詳細については、国立病院機構仙台医療センターの公式ホームページにも記載されています。
高砂熱学工業が誇るクリーンブース商品「バリフード」および「バリフロー」は、厚生労働省が定める「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」の申請条件を満たしており、現在はバリフードが月産30台、バリフローが月産40台のペースで増産中とのことです。高砂熱学工業は、今後も支援交付金の活用を念頭に置きながら、新型コロナウィルスの感染拡大防止に貢献すると発表しています。国の定める支援金交付基準を満たしているということは、品質管理の良さを裏付けているといえます。
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高砂熱学工業の公式ホームページには、新型コロナウイルス感染拡大後の2020年に池袋大谷クリニックへメディカル用グリーンブース「バリフローIII」を納品したことが記されています。同クリニック院長の大谷氏は、「陰圧と陽圧が両方使える点が導入の決め手だった」と語り、バリフローのおかげぇあ今後の医療現場がどのような事態になっても安心して対応できるという。
実際の使用感として、大谷氏はバリフローのサイズを高く評価しています。バリフローから出て検査室やレントゲン室に向かう際の動線が確保されており、最適なサイズだとのことです。加えて、スイッチひとつで陰圧と陽圧を切り替えられる簡易性も気に入っていると言います。
参照元:高砂熱学工業公式サイト(https://www.tte-net.com/solution/clean_booth.html)
バリフローおよびバリフードに搭載されている陽圧、陰圧の設定は、それぞれ異なるシチュエーションに適しています。まず陽圧とは、ブース外の空気をフィルター越しにブース内に取り込む空気循環を指します。新型コロナウィルスなどパンデミック発生時には、陽圧設定のブース内に医師が入って診察することで、医師と患者の間の感染を防止できます。
陰圧は、陽圧とは反対に、ブース内の空気をフィルター越しにブース外に逃がす空気循環を指します。これは主にインフルエンザ等の感染症の発生当初に用いられ、患者をブース内に入れて診察することで外部への感染拡大を予防できます。
参照元:高砂熱学工業公式サイト(引用元URL)
高砂熱学工業は1923年の創業依頼、およそ1世紀の歴史と実績を持つ東証一部上場企業で、空調設備工事およびその周辺分野をメインとして専門機器を開発しています。商品の開発や施工、販売だけでなく、販売後のメンテナンスや運用管理、さらにはユーザーの状況に合わせてリニューアルのサポートまで自社で一貫して対応できる点を大きな強みとしています。
国内拠点としては、北は北海道から南は沖縄まで全国各地に事業所、営業所を構えています。海外も中国やシンガポールなどアジア9カ国とメキシコの計10拠点を展開するグローバル企業です。
本社所在地 | 〒160-0022 東京都新宿区新宿6丁目27番30号 |
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対応エリア | 東京、横浜、関信越、東北、札幌、大阪、名古屋、九州、中四国 |
創業年 | 1923年 |
事業内容 | 一般空調・大空間、プロセス空調、作業環境空調、電気・計装・通信、地域冷暖房システム |
公式サイト | https://www.tte-net.com/index.html |
伸榮産業
日本エアーテック
・医薬品製造工場の実績が豊富
・医薬品製造工場が多数ある中国・シンガポール・韓国・インドなど8つの海外拠点を持つ
アズワン(AXLE)