クリーンブースは清浄化した空気を内部に取り込むことでクリーン空間を作り出しています。その際、温度や湿度のコントロールは行えるのでしょうか?
また、クリーンブースにもいくつかの種類があるため、温湿度の調整に適しているかどうかも気になるところです。
ここではクリーンブースの温湿制御について、そのメリットやポイントを紹介します。
クリーンブースはその名の通り、高い清浄度を必要とする作業場として用いられています。その清浄度を確保するためにも管理やメンテナンスが大切であるほか、設置場所も清潔であることなどが求められます。
また、クリーンブースの温湿制御を行う場合には、ブースの周囲をカーテンタイプからパネルタイプへと変えるのも有効です。
材質を変えることで密閉度を高め、精密空調機を取り付けることで調温や調湿が可能となります。
クリーンブースを活用して温湿度の制御を行うことで、次のようなメリットが得られます。
静電気対策には湿度コントロールがカギとなります。ブース内を適した湿度にすることで、作業の際に静電気の発生しやすいフィルムやプラスチックといった素材や、静電気に弱い電子部品の検査などの取り扱いもリスクを抑えて行えるようになります。
ブース内の温湿度の制御は、特に長時間にわたる業務などでは作業者の負担軽減にもなります。そもそもブースは仕切られた空間であるために空調が届きません。
精密空調機を取り付けることでブース内の温度も湿度も快適に保つことができ作業者の業務効率もアップします。
ブースの周りをシートで囲っているタイプです。少人数で容易に設置でき、コストも抑えられるのが魅力です。
ただし、シートの一番下は床面と密着していないため、高い精度で温湿管理したい場合にはほかの材質にかえる必要があります。
短期間で簡単に設置ができるほか、低コストで利用できます。
それでいて機能性が高く、幅広いニーズに対応できるのもパネルタイプの長所と言えるでしょう。
循環ユニットやフィルタユニットを取り付けることで、ブース内の環境を整えることができます。
特にブース内の温室度を一定に保ちたい場合などには断熱パネルタイプがおすすめです。高断熱・高気密のためにブース外の室温に影響を受けにくく、高い精度で温湿度管理を行えます。また、同時に耐火性や耐水性を供えたパネルを用いることで安全性もアップします。
伸榮産業
日本エアーテック
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・医薬品製造工場が多数ある中国・シンガポール・韓国・インドなど8つの海外拠点を持つ
アズワン(AXLE)