ここでは、化粧品メーカーからの依頼で設置されたクリーンブースの施工事例を紹介します。各事例における導入の経緯や目的、設置したクリーンブースの特徴をまとめているため、クリーンブースの導入を検討している化粧品メーカーの方は参考にしてください。
化粧品メーカーからの依頼で、化粧品製造許可[一般]に準じる清浄度クラス100,000の環境を安定的に確保するため、新たにクリーンブースを設計・構築した事例です。化粧品は直接肌に使用される製品であるため、微細な異物や粉塵、虫の混入が不良率だけでなくブランドの信頼にも直結します。そのため、製造工程の衛生レベルを一段階向上させたいという背景から、環境整備の一環としてクリーンブース導入が求められました。
また、製造量の増加やライン増設計画に伴い、従来の一般環境では空調能力が不足し、作業者の快適性や温調精度にも課題が発生していました。清浄度と温湿度制御を両立し、同時に作業効率も維持できる環境を構築することが、今回のプロジェクトの大きな目的でした。
クリーンブースの構築場所は、切妻倉庫の中二階という特殊な環境で、有効天井高が不足する可能性が最初の大きな課題となりました。一般的なクリーンブースは一定の気流・フィルターユニットスペースが必要なため、天井の高さが確保できないと基準清浄度を満たせない恐れがあります。
そこで、既設天井をスケルトン化して天井懐の空間を最大限活用し、有効高を確保する設計を採用。この工夫により、限られたスペースでもクリーンエアの循環・気流の安定性を保つことが可能になりました。
次に問題となったのが「最大50名が同空間で作業する」ことに起因する高負荷な冷房ニーズです。床置き空調では作業動線を圧迫するため、天井カセット型空調機を導入し、気流設計を工夫することで、空調機への負荷を抑えながら均一な温度管理を実現しています。
さらに、化粧品製造では“微細な粉塵”が製品に混入するリスクが常に存在することから、床長尺シートの導入、隙間・貫通部処理の徹底、虫の侵入を防ぐための細かな防虫仕様など、衛生面の対策も強化されています。これにより、作業者が多い環境であっても、高い清浄度を維持しながら安全性・作業効率の両方を確保できるクリーン環境が完成しました。
目的に合ったクリーンブース選定の第一歩に
クリーンブースは、製品ごとに最適な設置環境や性能条件が異なります。
使用目的や現場環境に合ったブースを導入するためにも、まずは当サイトおすすめの取扱い企業を確認してみましょう。
こちらの事例は、ファンデーション製造工程における“粉体異物対策”としてクリーンブースを導入したケースです。ファンデーションは粉体を基剤としているため、コンタミネーション(異物混入)の要因が多く、品質管理の難易度が高い工程です。粉体同士の摩擦による微粉発生、機械からの微細な金属粉、作業者由来の繊維くずなど、多様な異物の混入リスクを最小化するため、専用クリーン環境の構築が急務となっていました。
設置したクリーンブースは、6200×3150×3000(mm)、3880×2120×3000(mm) の2区画構成で、それぞれ清浄度クラス100,000に対応。工程ごとにゾーニングすることで、作業者動線と粉体の流れが交差しないように設計されています。
このブースで特徴的なのが、安全増防爆FFU(ファンフィルターユニット)の採用です。ファンデーション製造では粉体が舞いやすく、静電気が発生しやすい環境のため、防爆仕様を選定することで火災リスクを徹底的に排除しています。また、すべての部材に不燃素材を採用しており、粉体工程で発生しがちな“蓄熱による劣化”を防ぐ構造となっています。
さらに、製造設備に合わせて天井や壁面のパネル構造を調整し、機械メンテナンス時のアクセス性も確保。空調・気流設計も粉体の滞留を防ぐよう最適化されているため、清浄度だけでなく作業効率・安全性・メンテナンス性のバランスに優れたブースとなっています。
伸榮産業
引用元:伸榮産業公式サイト
https://www.s-shin-ei.co.jp/clean_booth.html
日本エアーテック
引用元:日本エアーテック公式サイト
https://www.airtech.co.jp/
・医薬品製造工場の実績が豊富
・医薬品製造工場が多数ある中国・シンガポール・韓国・インドなど8つの海外拠点を持つ
アズワン(AXLE)
引用元:アズワン公式サイト
https://www.airtech.co.jp/