秤量ブースは、高薬理活性医薬原料の計量や混合作業を行う際、作業者に起こりやすい吸引リスクの低減や、作業エリア外への粉体の拡散の防止を目的としたオープンタイプのブースです。気密性の高いフレームで作業空間を区切り、粉塵を吸引し、正常な空気を外へ排出することができる機器が設置され、作業者が薬剤を吸引しない空気の流れを作り出しています。
作業内容や取り扱う薬品に合わせて、個別に設計されているものもあります。
秤量ブースは取り扱う薬剤をブース内のフィルターで確実に除去し、外部に拡散させない機器が設置されているものを選ぶことが重要です。
また、作業者のリスクを軽減できるようブース内の空気の流れをコントロールできるシステムが備わっていることもポイントです。使用する頻度が高い場合には、光熱費などが削減できる省エネ仕様のブースも検討しましょう。
秤量ブースを選ぶ際の注意点は、取り扱う薬品の種類や性質に合わせた設備を整えることと、作業者が誤って薬剤を吸引しない空気の流れをブース内で確立する吸引システムを構築する点です。
薬剤が粉体か液体かによって、使用する機器やフィルターの種類は違いますので、個別に設計してもらうことが望ましいでしょう。
ホソカワミクロンのクリーンブースは、作業内容に合わせて適した環境を提供することができます。 空調システムはもちろん、省エネ仕様の設備を選択して光熱費を削減することも可能です。ナノサイズ粒子もHEPAフィルタで捕集してクリーンな空間をつくるだけでなく、バグインバグアウト形式を選択して、粉塵に触れることなくフィルター交換できる仕様になっています。
参照元:ホソカワミクロン株式会社( https://www.hosokawamicron.co.jp/jp/product/machines/detail/100.html )
AIRTECHの秤量ブースは、化学物質や薬剤の取扱作業が行われる工場で薬塵拡散防止に対応しています。 腐食に強いだけでなく耐薬品性にも優れ、薬液や水、室内除染に過疎化水素ガスなどが用いられる環境にも対応できます。薬塵を含んだ空気をHEPAフィルターで清浄化することで作業環境をクリーンに保ちます。 フィルター交換はウェットダウン、バグインバグアウト方式から選択できます。
参照元:日本エアテック株式会社( https://www.airtech.co.jp/products/cleanbooth/1028/ )
ケンブリッジフィルターコーポレーションの秤量ブースは、洗浄性に優れた特殊吸い込み構造が特徴です。専用の卓上秤量用テーブル付きで、フィルタも給排気HEPAやEN1822 H13フィルタ、対象粉黛によってプレフィルタ、中性フィルタから選定できるなど、作業環境に合わせた個別設計にも対応しています。
伸榮産業
日本エアーテック
・医薬品製造工場の実績が豊富
・医薬品製造工場が多数ある中国・シンガポール・韓国・インドなど8つの海外拠点を持つ
アズワン(AXLE)