クリーンブースは自作できる？

1からの自作は可能だが難易度が高い

「少しでもコストを抑えたい」「できるだけ早く設置したい」という理由から、クリーンブースの自作を考えている方もいるでしょう。

結論から言うと、クリーンブースの自作は不可能ではありません。ただ、専門的な設計知識やツールを持っていないと非常に難易度は高めです。

専門知識がないと清浄度を確保できない

クリーンブースはゴミや埃など、外部から異物の侵入を防ぐ設計や組み立て知識が必要です。また、利用目的によっては空気清浄機や殺菌・消毒のための紫外線灯などを設置する必要もあります。

専門知識を持たないまま自作しようとするとこれらの条件を満たせず、最も重要視すべき清潔度を確保できない可能性があります。

個人で利用する簡易的なクリーンブースなら自作でもさほど問題にはなりませんが、清潔度の維持・管理を目的とする商用利用の場合、リスク面も考慮しなくてはなりません。後になってトラブルを引き起こさないためにも、専門家が設計したクリーンブースを用意するほうが良いでしょう。

組み立てタイプの簡易ブースを購入するのが◎

どうしてもコストを抑えたい、とにかく早くブースを設置したい場合、自身で組み立てができるタイプの簡易クリーンブースがあります。

専門家が設計した自作キットを使って組み立てができますし、ブースの大きさも選べるようになっているので余分なスペースもとられません。

組み立てが難しい場合には組み立て作業もセットで依頼することもでき、設置までの手間を省くこともできます。

トータルコストを考えるなら購入のほうがおすすめ

自作のクリーンブースは材料コストだけで済むため、確かに工夫次第では購入するよりも費用を抑えることができるかもしれません。

ただし、自作であっても購入であっても、クリーンルームの維持・管理にはメンテナンス費がかかります。業者から購入したブースであればメンテナンスサポートも行ってくれるため、トータルコストを考えると、継続的に維持しやすいクリーンブースの購入がおすすめです。

サポートが手厚い！
おすすめクリーンブースメーカーを見る