すぐに依頼できる施工会社から基礎知識まで クリーンブース設置ガイドすぐに依頼できる施工会社から基礎知識まで クリーンブース設置ガイド
クリーンブース設置ガイド ~すぐに依頼できる施工会社から基礎知識まで~ » クリーンブースのキホンを学ぶ » クリーンブース使用時の服装

クリーンブース使用時の服装

クリーンブースの清浄度は、ブース自体の性能だけで保たれるものではありません。実際の作業を行う人の衣服や入室時の動作管理も大きく影響します。

特に法人利用においては、異物混入や品質管理に直結するため、作業者の服装に対する配慮は欠かせません。ここでは、クリーンブース内で必要とされるクリーンウエアの基本的な特徴、着用時の注意点、使用後の取り扱いについて解説します。

目的に合ったクリーンブース選定の第一歩に

クリーンブースは、製品ごとに最適な設置環境や性能条件が異なります。
使用目的や現場環境に合ったブースを導入するためにも、まずは当サイトおすすめの取扱い企業を確認してみましょう。

場所・用途別で選ぶ
クリーンブースのおすすめ取扱い会社

クリーンブース内ではどのような服装が適切か

クリーンブース内では専用の作業着、いわゆるクリーンウエア(クリーンルームウエア、防塵服、無塵衣)を着用するのが基本です。これらのウエアは、作業者自身から発生する体毛や皮脂、埃、繊維くずといった微細な粒子の拡散を最小限に抑えるために設計されています。

通常の衣服にはこうした微粒子が多く付着していますが、クリーンウエアは静電気の発生を抑制し、内側からの塵の放出を防ぐ構造となっており、清浄空間への汚染リスクを軽減することができます。したがって、作業者が適切な服装を徹底することは、ブースの性能を最大限に引き出すための基本条件のひとつです。

重要なのはゴミやチリを持ち込まないこと

ブース内の環境を安定して維持するには、外部からの異物をいかに遮断するかがカギとなります。クリーンウエアを着用していても、入室前に適切な除塵がなされなければ意味がありません。特に法人利用では異物混入による製品不良や衛生リスクに直結するため、より高いレベルでの管理が求められます。

そのため、エアシャワーの設置、粘着マットの活用、クリーンウエアの正しい着脱ルールの運用といった対策を講じることで、作業者起因の汚染リスクを大幅に低減することが可能です。

クリーンウエア・手袋の重要性

購入後の未使用状態にあるクリーンウエアや手袋には、汚れはほとんど付着していません。ただし、ひとたび使用されると、目に見えないレベルの微粒子や汚染物質が付着しており、そのまま再利用することは清浄度維持の観点からは望ましくありません。

クリーンウエアは通常の洗濯では性能が損なわれるため、専用のクリーニング業者による処理が推奨されます。さらに、繰り返し使用する中で静電気防止機能や微粒子遮断性能が劣化することもあるため、耐用回数を把握し、適切な交換タイミングで更新することが求められます。

クリーンウエアの種類

作業環境に応じて、クリーンウエアの選定も重要です。主に「つなぎ服タイプ」と「セパレートタイプ」に分類され、それぞれに特徴があります。

つなぎ服タイプ

上下が一体化したタイプで、より高度な清浄度を必要とする環境(クラス1,000以上)で使用されます。全身を覆い、頭部はフードでカバー、靴の上からはロングタイプのカバーブーツを着用するなど、外部への微粒子放出を極限まで抑える仕様です。

セパレートタイプ

上下に分かれた着脱しやすい構造で、比較的清浄度要件が緩やかな現場(クラス1,000以下)に適しています。ただし、上着が捲れたり、内部の衣服が露出したりすると清浄度に影響を及ぼすため、裾をズボンにしっかり入れて着用するなど、使用方法にも注意が必要です。

使用後の服はどうする?

クリーンウエアは清浄な空間で使用したとしても、素材の飛沫や退室時の環境接触により汚染される可能性があります。そのため、使用後はすみやかに回収し、適切なルートで専門業者にクリーニングを依頼する必要があります。

一方で、近年では使い捨てタイプのクリーンウエアも普及しており、短期間の作業やコスト管理の観点から導入されるケースも増えています。クリーニングの手間を省きつつ、一定の清浄度を維持したい場合には有効な選択肢となるでしょう。

まとめ

クリーンブースの性能を最大限に引き出すためには、設備自体の設計や空調管理だけでなく、作業者の服装管理や衛生意識の徹底が欠かせません。特にクリーンウエアの正しい着用と適切なメンテナンスは、清浄度を安定的に保つための基本中の基本です。

作業環境や製品の清浄度要求に応じて、クリーンウエアの種類を選定し、着用ルールや使用後の処理方法まで含めた運用マニュアルを整備することが、企業の品質保証体制の一部として重要な役割を担います。

また、ウエアや手袋などの消耗品は、使用状況に応じて寿命管理や更新計画も必要です。加えて、スタッフへの教育や定期的な運用点検を行うことで、クリーンブース内の清浄環境を継続的に維持することが可能となります。

清浄度の確保は、最終製品の品質や安全性、企業の信用にも直結します。だからこそ、クリーンウエアの運用を含むトータルなクリーン環境づくりについては、実績のある専門業者に相談し、現場に合った適した運用体制を構築することをおすすめします

目的に合ったクリーンブース選定の第一歩に

クリーンブースは、製品ごとに最適な設置環境や性能条件が異なります。
使用目的や現場環境に合ったブースを導入するためにも、まずは当サイトおすすめの取扱い企業を確認してみましょう。

場所・用途別で選ぶ
クリーンブースのおすすめ取扱い会社

設置する場所や用途別で選ぶ
クリーンブースの
取扱い会社
半導体工場に設置するなら

伸榮産業

伸榮産業_公式キャプチャ

引用元:伸榮産業公式サイト
https://www.s-shin-ei.co.jp/clean_booth.html

・大型可のオーダーメイドでラインに組み込みやすい

・防爆エリアでも使用可能

伸榮産業のHPで
もっと施工事例を見る

伸榮産業のカタログをダウンロードする

クリーンエアーシステム
専門メーカー

日本エアーテック

日本エアーテック_公式キャプチャ

引用元:日本エアーテック公式サイト
https://www.airtech.co.jp/

・医薬品製造工場の実績が豊富

・医薬品製造工場が多数ある中国・シンガポール・韓国・インドなど8つの海外拠点を持つ

日本エアーテックのHPで
製品例をもっと見る

日本エアーテックのカタログをダウンロードする

簡易ブースを
オンライン購入できる

アズワン(AXLE)

アズワン_公式キャプチャ

引用元:アズワン公式サイト
https://www.airtech.co.jp/

・多くの製品を扱う販売店

・ネットで即注文できるので簡易的なものならアズワンでの購入で十分

アズワン(AXLE)のHPで
製品例をもっと見る

アズワン(AXLE)のカタログをダウンロードする

ニーズ別に選ぶクリーンブース
取扱い会社3選をチェック