クリーンブース用の暗幕で最大の特徴は、防塵効果があることです。
通常の布製暗幕だと、生地自体からホコリが発生してクリーンブースでは使用できません。クリーンな環境で使用するものですから、クリーンブース内部と同等の防塵性能が求められます。 そして、遮光性も大きな特徴です。いかに光を遮るか、その規格はJISで明確になっていますので、用途にあった遮光性を選ぶことができます。
また、製品によっては、30mW程度の小出力のレーザを遮光する性能がありますので、レーザーを遮断する用途にも使用できることがあります。
クリーンブース用の暗幕を選ぶときに、まずチェックしたいのが、防塵性能です。 防塵は素材が脱落しないだけではなく、静電気によるパーティクルの吸着も防止しなければなりません。静電気対策が施されている製品を選びましょう。
クリーンブースの規格は、「ISO 14644-1」にて定められていますが、暗幕の場合にはメーカーでの自社基準となります。ただ、多くのメーカーでは、クラス10,000程度まで対応できるとしています。
次にチェックする重要なことは、遮光性です。こちらはレーザー光源を使用した試験によって、JISで定められた規格があり、「遮光1級(JIS-L1055Aに定めた基準遮光率100~99.99%/完全遮光)」が望ましいでしょう。
そのほかにも、汚れを拭き取れる撥水加工や長期間の使用にも耐えられる耐久性なども購入時にチェックしましょう。
クリーンブース用の暗幕は、各メーカーで販売しています。 購入するときの注意点としては、まず、どのような用途で使用するのかをはっきりとさせておくことです。メーカーごとに少し性能や特徴が異なることもありますので、用途によって使い分けることも検討しましょう。
また、意外と見落としがちなのが、購入して保管しておく場合に一般品の暗幕と区別がつかなくなることです。メーカーによっては、一般品と区別できるようなデザイン製品のものがありますので、その点も検討してみると良いでしょう。
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伸榮産業
日本エアーテック
・医薬品製造工場の実績が豊富
・医薬品製造工場が多数ある中国・シンガポール・韓国・インドなど8つの海外拠点を持つ
アズワン(AXLE)